つかみ取りといえば渓流魚 つかみ取りにはコツがあった!

“魚のつかみ取り”といえば、子どもに人気のアクティビティですよね。実際、シーズンになると、山間部で行われる渓流魚のつかみ取りイベントには多くの家族連れが訪れます。

つかみ取りの魚は、アユやニジマスなどの渓流魚を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

人工的につくられた池のような場所に魚を放流して行うところもあれば、川の浅瀬で行うところもあります。いずれにしても、せっかく参加するのならたくさんの魚を取りたいですよね。

今回は、渓流魚を上手につかみ取りするためのコツをご紹介します。

つかみ取りに行く前に!まずは準備が肝心

つかみ取りでしっかり魚をゲットしたい!という場合は、何事もまずは事前準備が大事です。つかみ取りに持っていくべきものをご紹介しましょう。

❖濡れても良い服

水深が浅いからといっても、転んだり水がかかったりする可能性が大いにあります。また、着替えをもっていれば、はじめから思いっきりつかみ取りができるものです。濡れても良い服で出かけ、着替えを持っていくようにしましょう。水着の着用もおすすめです。

❖脱げにくい靴

河川で行う場合、靴が流されるというハプニングや川底の石によって転んでしまうということも考えられます。靴は濡れてもよいことはもちろん、すべりにくく脱げにくいものを履いていきましょう。最近ではマリンシューズやウォーターシューズも充実してきました。サイズが合っているものを1足用意しておくと重宝しますよ。

❖すべり止めのない軍手

魚はヌルヌルしているため、つかまえてもツルンと逃げられてしまいます。素手よりも軍手の方がすべりにくくなります。軍手を選ぶ際は、ゴムのすべり止めがついていないものを選びましょう。すべり止めは本来すべり防止なのですが、水中では逆にすべってしまうことがあります。100均では子ども用の軍手も販売されています。イベント運営側で軍手の使用を禁止していることもありますので、使用できるかは事前に確認しておきましょう。

❖熱中症対策になる帽子

つかみ取りは暑い時期に行うことが多いです。山間部では気温が涼しくても、日差しが強いことがあります。熱中症対策として帽子を忘れないようにしましょう。小さな子どもであればつかみ取りに夢中になり、自らの異変に気付かないこともあります。こまめな水分補給や休憩もとるようにしてくださいね。

つかみ取り直前にやっておきたいこと

つかみ取り開始時刻が近づく中、心の準備と共にやっておきたいことをご紹介します。

❖良い場所を確保する

人気のイベントであれば、大勢の人が集まる可能性があります。早めに行って場所取りをしましょう。魚が放流される場所付近や、魚を追い詰めやすい障害物のある場所がねらい目です。また渓流魚は流れに逆らって泳ぐ性質があるので、川上もよいでしょう。

❖手を冷やす

アユやイワナ、ニジマスなどは冷水を好み、夏場でも10度前後の河川にいることがほとんどです。そのように冷たい環境に慣れている渓流魚は、36度程度の人間の体温に敏感に反応します。つかみ取りが始まるまでに、川の水に手をつけたりして冷やしておきましょう。

❖準備運動をする

渓流魚が泳ぐ水は想像以上に冷たいです。そのため、人間がいきなり入ると身体が硬直してしまいます。準備運動をして、全身をほぐしてから挑みましょう。

つかみ取り実践のコツ

さて、いよいよ実践のコツです。“慎重に・冷静に”がポイントですが、子どもはテンションが上がってはしゃいでしまいますよね。保護者の方がスマートに誘導してあげてください。

❖じっと待つ

人間の足では、魚のスピードにはかないません。バシャバシャと追いかけるのは魚を遠くへ逃がしてしまうだけです。渓流魚は物陰に隠れる性質があります。人が立っている状態よりも座っている状態の方が、物陰が大きくなるため魚が寄ってきやすくなります。中腰または川の中に座るような姿勢で、魚が自ら来るのをじっと待ちましょう。こちらから追いかけたい場合は、音をたてずにゆっくり近づくことがコツです。

❖つかむ部位はここ

片手だと逃げられてしまう可能性が高いため、必ず両手でつかむようにします。つかむ部位は、エラあたりと尾びれの付け根あたりがおすすめです。尾びれの付け根は動きが激しいので、しっかりと握るようにしましょう。

❖家族で連係プレー

家族やお友達同士で参加するのなら、連携プレーでつかまえることもおすすめです。一人が魚の逃げ場所が少ない浅瀬で待ち構え、何人かがそこまでバシャバシャと音を立てて歩きます。(他の方の迷惑にならないよう注意しましょう)バシャバシャが大好きな子どもは追い込み役に適任ですね。団結してとった魚はまた格別!思い出深いものになりますよ。

取った魚のその後は…

次に補足編として、「つかみ取りしたその後はどうしたらいいのか?」についてお伝えします。イベントの決まりで、取った魚をすべてリリースしなければいけない場合や持ち帰りの魚数が決められている場合があります。ルールは必ず守ってください。

❖美味しくいただく

とった命はありがたく美味しくいただきましょう。

渓流魚は様々な調理方法がありますが、つかみ取りのあとは塩焼きが簡単でおすすめです。調理は、腹を切ってワタを出し、水洗いしたらまんべんなく塩を振ります。その後グリルで焼けばでき上がり。バーベキューセットを用意しておき、つかみ取りをしたその場で食べるのも粋ですね。

家に持ち帰る場合は鮮度が落ちないよう、クーラーボックスと氷を用意しておきましょう。

❖魚拓をとる

 

魚拓をとるのも面白いですよ。まず魚を洗って水気をとります。そして魚を机の上に置き、墨汁や絵の具を塗ります。そのままの状態で、紙を魚にかぶせるようにし、ポンポンとおさえるように色をつけましょう。

魚拓があることで「つかみ取りをした」という記憶がいつまでも残り、最高の思い出となることでしょう。

❖自由研究の題材にする

長期休みの宿題として「自由研究」が課せられている子どもも多いのではないでしょうか。とった渓流魚の大きさや色、動きなどを観察して記録すれば、自由研究の完成です。先述した魚拓とあわせて提出するのもよいですね。

いかがでしたか?事前準備から実践にかけて、つかみ取りのコツを紹介しました。つかみ取りをしたその後についてもぜひ参考にしてみてください。

つかみ取りは、魚が泳いでいる姿を間近で見て、その生態を体感することができるイベントです。お子様の成長にも良いことはもちろん、大人にとっても貴重な体験になります。

渓流食堂を運営する白山堂でも温かい時期になるとつかみ取りイベントを開催しています。ぜひチャレンジしてみてくださいね!

淡水養魚場「白山堂」
石川県白山市、山の麓にある淡水養殖場です。イワナ、ヤマメ、ニジマスなどを創業の70年前より3代に渡って育てています。料理やレシピの他、養殖場の様子や出来事などを更新しています。

コメントを残す