深瀬イワナの原種はこんな顔!地域の岩魚原種を守るために
投稿日:2022年2月5日9/15(日)、今年も白山手取川漁協 源流部の猛者3人が、手取川最上流部の白山白川郷ホワイトロード途中の「親谷の湯」周辺で『源流イワナ』10数尾を釣って持ってきてくれました。
かなり険しい場所でかなりワイルドな人にしか立ち入ることも難しい場所です。
どうしてこんなことをしているのか?
弊社養魚場では6~7年に一度ずつ原種の血を入れ、原種に限りなく近い岩魚を創業当時から育てております。
当場は地域(漁協)の放流もまかなっているため、川の原種を守っていく上ではこうした作業も必要なのです。
こうした取り組みは自分たちで言ってしまうのはやや滑稽かもしれませんが、地域の原種を残すという点で本当に価値のある取り組みなのです。
他の地域の岩魚をこの手取川に放流するというわけにはいかないからです。
天然のイワナは餌付きが悪く、2世代目は中々育てづらいのですが、3世代目にもなると、夕方の給餌時には寄ってくるほどになるまで慣れてしまいます。
手取川最上流部に棲む原住民(イワナ)の顔は、こんな顔をしています。
頭の上の小さな斑紋が真円ではなく、少し伸びたり曲がったりしているのが特徴です。
皆さんに食べていただいている当場の岩魚、こんな活動や生産背景もあるのだと知っていただきたくて
乱筆乱文にて失礼いたしますが、私からのお便りでした。
生産管理長:坪田純雄