イワナなど川魚を子ども時代に食べておくと良い理由
投稿日:2022年2月12日川魚は日本各地に古くから存在し、私たちの食生活に寄り添ってきました。 食の多様化により魚離れが進む現代ですが、イワナは子ども時代にぜひ食べておきたい食材です。
今回は、子ども時代にこそイワナを食べておきたい理由と、お子様が食べやすいイワナ料理についてご紹介します。
目次
イワナなど川魚を子ども時代に食べておくと良い理由
なぜ子どもの頃にイワナとマスを食べておいた方が良いのか?
その理由を4点ご説明しましょう。
【理由1】価値ある伝統食だから
イワナやマスを食材とした川魚料理は、水が綺麗な日本ならではの伝統食です。
伝統食とは、「その地域で生産された食材を使って加工・調理され、その地域の風土や習慣に合わせて長い年月をかけて形づくられたもの」とされています。
自然な形で受け継がれてきた日本の伝統食である“和食”は、見た目の美しさや文化など諸々考慮した上で「ユネスコ無形文化遺産」にふわさしいと判断され、2013年に登録されました。
世界が認めるほど価値のある伝統食が身近に存在するにも関わらず、摂取しないのはもったいないですよね。
子どもの頃から伝統食に慣れ親しむことで、大人になってからも自ら選択して食べるようになります。そしてまた次の世代へと、日本の食文化を継いでくれることでしょう。
【理由2】食育につながるから
食育は、知育・徳育・体育の基礎と位置付けられるほど重要なものであり、「食べる力」=「生きる力」を育むことだと言われています。
「食べる力」には、「健康を維持できる」「食文化を理解できる」「食事の楽しさを理解できる」「食べ物への感謝の気持ちが持てる」などが含まれます。(※1)
日本は海に囲まれた地形ではありますが、海沿いに居住する層は限られています。一方、河川は数多く存在し、人々にとってより身近な水域であることは間違いありません。川に生息するイワナやマスといった川魚に触れ、食することで、日本の食文化を知るきっかけになったり、「命をいただくこと」に対して感謝の気持ちを持てるようになります。
イワナやマスを子ども時代に食べることは、「生きる力」を育成することにつながると言えるでしょう。
【理由3】健康な食生活を実践できるから
和食は「理想的な健康長寿食」と言われています。
その理由は調理方法やバランスの良さにあるのですが、使用する食材が良いことも理由のひとつ。和食に欠かせない食材の頭文字をとって「まごわやさしい」という言葉があります。(※2)
「ま」=豆類
「ご」=ごま
「わ」=わかめ等
「や」=野菜
「さ」=魚
「し」=しいたけ等
「い」=芋類
中でも魚は和食における中心的な食材であり、日本人の健康を古くから支えてきたと言っても過言ではないでしょう。
成長期の子どもにとって、十分な栄養摂取は必要不可欠です。イワナは上質なタンパク質がたっぷりつまっています。 その上、脂質が少なく低カロリーなため、健康的に栄養を吸収することができるのです。
【理由4】コミュニケーションが深まるから
子どもの食事で大切なことは「食べることが楽しい」と感じることです。
料理の味が美味しいことも「楽しい」気持ちになりますが、何よりも一緒に食べる人とにこやかに過ごすことが子どもにとっては「楽しい」時間です。
大人も子どもも美味しいと感じるイワナとマス料理は、食す人全員を笑顔にするでしょう。 また川魚をよく食べていた世代である祖父母と食卓を囲むことで、祖父母の幼児期の昔話に花が咲くかもしれません。 コミュニケーションを深めるきっかけになりますので、ぜひ試してみてください。
イワナが食べやすい理由
イワナは品の良い淡白な白身なので、子どもが食べやすい味です。 焼き物にすればホクホクとした食感を楽しむことができるほど身も厚いのが特徴です。
さらに食べやすく!アレンジ料理のご紹介
イワナは生食や焼くだけでも美味しく召し上がることができますが、よりお子様が食べやすいようアレンジするのもおすすめです。アレンジ料理をご紹介します。
イワナ入り野菜たっぷりミネストローネ
イワナと一緒に野菜がたっぷり摂れる栄養満点メニューです!スープなので食欲がない日でも、すーっと食べることができますよ。パンやごはんと一緒に食べれば、十分満足感を得られます。
レシピはこちら「イワナ入り野菜たっぷりミネストローネ♪」
以上今回は、子ども時代にイワナを食べておきたい理由と、お子様が食べやすい料理を紹介しました。